ベルディーヴァ(ハルーワソングの12) 第11戦


キャロットクラブ出資愛馬第25号は、母が高齢ながらもやたら良く見えた馬。

一般枠でおよそ42パーセントの抽選を勝ち抜く。


父ダイワメジャーの産駒は全体的に始動が早く、筋肉質の私好みの馬体の馬を出すお気に入りの種牡馬。母ハルーワソングの高齢は引っかかるが、母は仔出しは大変良く、2008年産のフレールジャックは重賞ウィナー。2009年産のマーティンボロも重賞制覇と抜群の成績。

私としては1つ上の兄ジェットブラックと2年続けてのハルーワソング産駒への出資。


牧場での近況コメントは満口馬にしては良い物が多く素質を感じていたが、追い切りの動きも秀逸。しかし2歳夏の調教中に右後肢の第一趾骨を骨折で全治1年間(>_<)。

骨折箇所が悪く、競走馬としての復帰すらも危ぶまれた。そこから約1年遅れのデビュー戦は出負けして二の脚もつかずポツン最後方。ここから直線だけで9頭を交わすがそこまで。2戦目の芝2000mは距離延長が失敗で10着、3戦目のダート1700mも良いところがなく10着大敗。

ついに負ければ終わりのスーパー未勝利戦に出走。距離は初めて1400mという短いところを走り、見事に1番人気馬を競り落とし優勝!!

昇級してからは6着、2着とクラス脱出は時間の問題かと思われたが、その後は5着、11着と勝ち負けからは遠のいている。

そんな中、トレセンで調整中に右トモ脚を跛行してしまい、7月19日に骨折の疑いで見舞金を請求したことが明らかに。

高野友和厩舎ではトレセンでの故障が多く、長期休養中に高野厩舎に見切りをつけ齋藤崇史厩舎に転厩。

転厩緒戦の前々走はクリストフ・ルメール騎手を確保していただき11か月もの長期休養明けにもかかわらず4番人気に支持されるが最後は甘くなり6着。それでも優先出走権持ち6頭の中で、直線では一瞬3着はあるかと思われる走りっぷり。

長期休養明けでこの内容なら1度使われた次走はもう少し前進できるはずと期待していた前走は、事前の追い切りの動きも良く負荷もしっかりとかけられ、そして高勝率の絶好枠を引きと最低でも掲示板は間違いないと思っていたが、なんとなんと12着大敗。

しかも外々を回らされたとはいえスタートも悪くなく、なんの不利も受けず。多少距離が短かったかも知れないがそれにしても完全に力負けでどうもここまでの感。現級2着の実績からも全てが噛み合えばこのクラスは勝ち上がれるかも知れないが、それ以上は全く望めないだろう。なんとか引退期限の来年3月までにあと1つ勝ちたい。


前走後、脚元を含めて馬体の傷みは特に見られないものの、優先権のない立場で短距離を使うとなると少し間隔を空けなければいけないということで7月1日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

7月12日に栗東トレセンに帰厩しました。

7月30日 小倉8R 500万下 芝1200m 牝馬限定 定量に出走!!

フルゲート18頭のところに想定数は16頭。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジ。結局18頭で確定。

全体的に弱面で芝でも良い走りを見せて欲しい。

鞍上は中谷雄太騎手。いつものルメール騎手ほどの期待はないが昨今の成績からは仕方なし。


5着/7番人気。

積極的な競馬を目指していたはずが出遅れてチンかと思いきやなんのなんの最後は素晴らしい脚で外を強襲。5着と掲示板を確保。

弱面揃いとはいえ芝のレースで18頭立て。そんな中外を回っての好走は本当に嬉しい。また勝ち馬からも僅かに0秒2差。

優先出走権を獲得してくれたことで次走はまた小倉の牝馬限定戦で走れるし、もう1度このコンビで走って欲しい。



レース回顧と時計の分析、レース後の中谷雄太騎手と齋藤崇史調教師のコメントを掲載。

(2017年7月31日完結)

2017年7月2日立ち上げ

●前走後、脚元を含めて馬体の傷みは特に見られないものの、優先権のない立場で短距離を使うとなると少し間隔を空けなければいけないということで7月1日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました

 牧場での近況コメントは満口馬にしては良い物が多く、また、追い切りの動きも秀逸で素質を感じていた我らが愛馬ベルディーヴァですが、2歳夏の調教中に右後肢の第一趾骨を骨折し全治1年間の診断(>_<)。 骨折箇所が悪く、デビューできるかも危ぶまれました。

 そこからなんとか順調に回復し、約1年遅れのデビュー戦では、出負けして二の脚もつかずポツン最後方からの競馬。ここから直線だけで9頭を交わす素晴らしい脚を見せてくれるもののそこまでの9着。それでも素質は十分感じられました。しかし、2戦目の芝2000mは距離延長が失敗で10着、3戦目のダート1700mも良いところがなく10着大敗します。

 そしてついに負ければ終わりのスーパー未勝利戦に出走。その週のスーパー未勝利戦はベルディーヴァの適鞍と思われるのは芝1600mとダート1400mの2鞍。どちらかと言えば3戦目で砂を被って嫌がったこともありダートよりも芝ですが、今までの走りから距離は少しでも短い方が良いということで高野友和先生はギリギリまで相手関係や乗れるジョッキーを比較検討。結果的に想定段階でも明らかに弱面揃いでしかも当時全国騎手リーディングトップで98勝も挙げ絶好調の福永祐一騎手を確保できたダート1400mに出走。抜群の騎乗で見事に1番人気馬を競り落とし優勝!!最後の最後で早々の引退を免れました。

 昇級してからは6着、2着とクラス脱出は時間の問題かと思われましたが、その後は5着、11着と勝ち負けからは遠のいてしまいます。

 そんな中、トレセンで調整中に右トモ脚を跛行してしまい、7月19日に骨折の疑いで見舞金を請求したことが明らかになります。

 高野友和厩舎ではトレセンでの故障が多く、長期休養中に高野厩舎に見切りをつけ齋藤崇史厩舎に転厩します。
 
 転厩緒戦の前々走はクリストフ・ルメール騎手を確保していただき11か月もの長期休養明けにもかかわらず4番人気に支持されますが最後は甘くなり6着。それでも優先出走権持ち6頭の中で、直線では一瞬3着はあるかと思われる走りっぷりで大満足でした。

 長期休養明けでこの内容なら1度使われた次走はもう少し前進できるはずと期待していた前走は、事前の追い切りの動きも良く負荷もしっかりとかけられ、そして高勝率の絶好枠を引きと最低でも掲示板は間違いないと思っていましたが、なんとなんと12着大敗。

 しかも外々を回らされたとはいえスタートも悪くなく、なんの不利も受けずの大敗です。多少距離が短かったかも知れませんが、それにしても完全に力負けでどうもここまでの感が見えてしまいました。現級2着の実績からも全てが噛み合えばこのクラスは勝ち上がれるかも知れませんが、それ以上は全く望めないと思います。なんとか引退期限の来年3月までにあと1つ勝ちたいですね。


 前走後、脚元を含めて馬体の傷みは特に見られないものの、優先権のない立場で短距離を使うとなると少し間隔を空けなければいけないということで7月1日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

これ以降は2017年7月13日に作成

●7月12日に栗東トレセンに帰厩しました 次走は7月30日 小倉8Rを予定

 以下は7月13日に更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。

12日に栗東トレセンへ帰厩しました。13日は軽めの調整を行いました。「牧場での状態は特に問題なかったことから水曜日に帰厩させており、今日は坂路を軽く1本上がりました。歩様に気になるところはありませんし、この後もスムーズに進めていけるでしょう。小倉開幕週に芝の1200m戦がありますので、そこを目標にこれから少しずつペースを上げていきたいと思います」(斉藤崇師)30日の小倉競馬(3歳上500万下・牝馬限定・芝1200m)を目標にしています。

 ということで前走後、脚元を含めて馬体の傷みは特に見られないものの、優先権のない立場で短距離を使うとなると少し間隔を空けなければいけないということで7月1日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたベルディーヴァですが、7月12日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 更に次走の予定が7月30日 小倉8R 500万下 芝1200m 牝馬限定 定量と発表になりました。前走は砂を被って嫌がったということですが、 二の脚が遅いから逃げ切れず、切れる脚がないから後ろから行っても1頭も交わせずでダートはもう八方塞がりなんですよねぇ(涙)。ということで芝のレースを選んでいただいたことは有り難いですし、齋藤崇史先生に対していろいろ考えていただいているんだなぁ〜と強い信頼感が持てますね。

これ以降は2017年7月27日に作成

●追い切り情報(7月27日作成)

前走前 6月21日 栗東CW 不良馬場 馬なり余力

助手
6F 87.9
5F 70.8
4F 55.9
3F 41.4
1F 12.8[8]
ブリラーレ(古馬500万下)末強めの外同入



7月16日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
3F 40.6
1F 12.0[8]
レッドアルティスタ(古馬1000万下)馬なりの外を0.6秒先行0.4秒先着


7月20日 栗東CW 不良馬場 直線強め余力

助手
6F 84.7
5F 69.1
4F 54.2
3F 39.9
1F 11.9[8]
レッドアルティスタ(古馬1000万下)強めの外を0.7秒先行アタマ遅れ


7月26日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
中谷雄太
4F 53.8
3F 38.8
2F 25.5
1F 12.7
 7月16日、12日に帰厩後最初の追い切り時計を計時しました。短い所ですが併せた格上馬にしっかりと先着しています。調子は良さそうです。

 7月20日、強めに追いきられました。最後までしっかりと伸びていて良い動きです。デイリー馬三郎でも”動き軽快B”と高い評価を頂戴しております。
 以下は同日(7月20日)更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。
「今朝はCWコースでしっかりと追い切りました。終い1ハロンは11秒9と時計は良かったのですが、いい時は直線もっとグイグイ動いてくれるので、まだ本来の走りではないのかなという気がしました。今回、特に週中の追い切りは意識的にしっかりと負荷をかけるようにしているので、このひと追いで心身ともに気合いは乗ってきてくれると思います。鞍上は中谷騎手に依頼しました」(斉藤崇師)30日の小倉競馬(3歳上500万下・牝馬限定・芝1200m)に中谷騎手で出走を予定しています。
 ということで齋藤崇史調教師から見ると本来の走りではないと言うことです。時計だけではそういうことはわからないですからね。それは少し心配ですが動きは悪くないので私としては期待したいと思います。
 鞍上が中谷雄太騎手であると発表されました。いつものルメール騎手ほどの期待はありませんが昨今の成績からは仕方ないですね。

 7月26日、本番で騎乗していただく中谷雄太騎手に調教を乗っていただきました。小倉までの輸送があるので馬なり調整ですが最後までしっかりと伸びていて引き続き良い動きです。競馬ブックでは”体も動きも良く”ということで滅多に出ない右上がりの矢印の高評価。デイリー馬三郎でも”状態良好B”と高評価を頂戴しております。
 以下は7月21日に更新されましたクラブ公式HPベルディーヴァの近況報告です。
「水曜日は中谷騎手に乗ってもらって坂路で追い切りました。スタート部分でのモタれに気をつけてゆっくり入り、最後はしっかりと追ってもらって、とても力強い伸びを見せていました。先週はまだ本物ではないかなと感じていましたが、きっちり変わってきてくれましたね。ジョッキーも非常にいい感触を掴んでくれたようですし、あとは久々の芝がどうかというところですが、血統的にも状態的にも楽しみの方が大きいですよ」(斉藤崇師)30日の小倉競馬(3歳上500万下・牝馬限定・芝1200m)に中谷騎手で出走いたします。
 ということで齋藤崇史調教師のジャッジも一気に良くなりました。これは楽しみですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。前走よりも負荷がかけられて良い状態だと思います。後は輸送に芝にと不安はありますが、メンバーにも恵まれましたし少しでも良い走りを期待したいですね。

●気になる出馬想定表(7月30日 小倉8R)

出馬想定表 7月30日 小倉8R 500万下 芝1200m 牝馬限定 定量 フルゲート18頭 想定数16頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アイファープリティ ミルコ・デムーロ  3/05 1000万 阪神芝1200
ウインソワレ 菱田裕二  7/15 マカ5下 中京芝1400 12 10 15 12 15 16
カノヤパリティ 田中健  5/14 500万 京都芝1600 17 16 16
クラシックリディア 荻野極  5/20 500万 新潟芝1600 14
サンレイフレンチ  5/13 500万 新潟ダ1800 14 14 11
シアン 岩崎翼  4/23 未勝利 京都芝1200 13
シエルプラン 川須栄彦  5/21 500万 京都芝1200 11 12 16
ショウナンマキシム 和田竜二  5/20 500万 京都芝1400 17 14 15
スターストリーム  7/02 500万 中京芝1200 14 14
ティーティクイーン 松山弘平  5/21 500万 京都芝1200 14
ナムラエルサ 幸英明  3/12 500万 中京芝1200 15
ハッチャンハッピー 川又賢治  5/06 鴨川10下 京都芝2000 12 11 10 12
ハルマッタン 高倉稜  7/02 500万 中京芝1200 10 13 11
ブライトメジャー 武豊  6/18 500万 阪神芝1200 12 13 11 11
ベルディーヴァ 中谷雄太  6/24 500万 阪神ダ1200 12 11 A−
メイショウラバンド 武豊  7/09 清洲5下 中京芝1400 10 10 10

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

フルゲート18頭のところに現在16頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。

●出馬確定表

出馬確定表 7月30日 小倉8R 500万下 芝1200m 牝馬限定 定量 出走数18頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アイファープリティ ミルコ・デムーロ  3/05 1000万 阪神芝1200
ウイングタイガー 岡田祥嗣  7/15 マカ5下 中京芝1400 16 13 16 13
ウインソワレ 菱田裕二  7/15 マカ5下 中京芝1400 12 10 15 12 15 16
カノヤパリティ 田中健  5/14 500万 京都芝1600 17 16 16
クラシックリディア 荻野極  5/20 500万 新潟芝1600 14
ゴールドマリーン 太宰啓介  7/15 マカ5下 中京芝1400 15 17 10
サンレイフレンチ 富田暁  5/13 500万 新潟ダ1800 14 14 11
シアン 岩崎翼  4/23 未勝利 京都芝1200 13
シエルプラン 川須栄彦  5/21 500万 京都芝1200 11 12 16
ショウナンマキシム 和田竜二  5/20 500万 京都芝1400 17 14 15
スターストリーム 鮫島克駿  7/02 500万 中京芝1200 14 14
ティーティクイーン 松山弘平  5/21 500万 京都芝1200 14
ナムラエルサ 幸英明  3/12 500万 中京芝1200 15
ハッチャンハッピー 川又賢治  5/06 鴨川10下 京都芝2000 12 11 10 12
ブライトメジャー 武豊  6/18 500万 阪神芝1200 12 13 11 11
ベルディーヴァ 中谷雄太  6/24 500万 阪神ダ1200 12 11 A−
メイショウラバンド 武豊  7/09 清洲5下 中京芝1400 10 10 10
メジャーガラメキ ダグラス・ホワイト  6/24 500万 阪神ダ1200 13 10

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

●小倉芝1200mコース解説

 フルゲートはA・Bコース使用時は18頭、Cコース使用時は16頭。スタート地点は向正面直線の2コーナーのポケット。小倉競馬場は2コーナーのところが最高部になっており、スタート後200mほど下る。
 3コーナーまでの直線距離も479mになり、前半からかなりのスピードが出るコース形態になっている。
 3〜4コーナーのスパイラルカーブでもあまり速度が落ちないため、スピード能力で一気に押し切れるタイプに向いている
 ただし、4コーナーから最後の直線に入る際のコーナーリングは案外難しい。加速がつきすぎると外に振られてしまう。
 多頭数で外からマクろうとする場合は、かなりの距離ロスを覚悟しなければならない。しかし、馬場の内側が悪化してきた開催後半ならばそれでもいい。
 外差し馬場でのズブズブ決着で、大波乱ということもよくある。
 基本的には逃げ、先行馬が有利だが、とにかく馬場状態がカギ。
 それによって展開、有利な枠順は変わる。
有利な枠順 馬場状態に左右
有利な脚質 逃げ、先行
ポイント 馬場状態
種牡馬ベスト フジキセキ、キングカメハメハ、アドマイヤムーン
連対騎手ベスト 浜中俊、和田竜二、幸英明、北村友一、丸田恭介
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分10秒3 1分10秒7 1分11秒6
2歳未勝利 1分10秒0 1分10秒9 1分11秒1
2歳500万 1分10秒0 1分10秒5
2歳オープン 1分09秒9 1分11秒6 1分10秒6
3歳新馬 1分10秒6 1分11秒1
3歳未勝利 1分09秒6 1分10秒3 1分10秒7 1分12秒7
3歳500万 1分09秒6 1分09秒9 1分11秒3
古馬500万 1分09秒2 1分10秒1 1分10秒5 1分10秒4
古馬1000万 1分08秒6 1分08秒8 1分09秒8 1分09秒4
古馬1600万 1分07秒9 1分09秒2
古馬オープン 1分08秒0 1分08秒0 1分09秒3

●騎手は中谷雄太騎手 ほっさん評価「E」

 今回のベルディーヴァの鞍上は中谷雄太騎手です。ベルディーヴァに騎乗していただくのは初めてです。いつものクリストフ・ルメール騎手から比べると随分とグレードダウンした印象ですが、昨今のベルディーヴァの競走成績からは仕方がありません。その中では良い騎手を選択してくれたと思っております。

 中谷雄太騎手と言えば元々美浦所属の騎手。騎乗機会を求めて関西に移ってこられました。そういうこともあり、なかなか愛馬に騎乗していただく機会がなかったですが昨年グルーヴィタイムに騎乗していただきました。結果は16着と大敗でしたが、これは格上挑戦でしたし仕方がありません。あまり良い馬に乗っている印象はありませんが時々人気薄を上位に持ってくるなどコツコツと頑張っておられる努力の人のイメージです。騎手歴20年の経験でベルディーヴァを上位に導いて欲しいですね。。


 2017年7月25日現在、JRA通算145勝。勝率3.8パーセント、連対率8.6パーセントと極めて低いが徐々に成績を上げてきている。昨年(2016年)は、JRA通算25勝、勝率6.3パーセント、連対率13.8パーセント。本年(2017年)はここまで12勝、勝率5.2パーセント、連対率12.2パーセントと通年成績を大きく上回り活躍中。


 中谷 雄太(なかたに ゆうた)は1979年9月16日生まれの37歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している20年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが近年は障害競走への騎乗機会はない。フリー。東京都出身。


 千葉県白井市の競馬学校の騎手課程(14期)に入学。同期には池添謙一、酒井学、太宰啓介、白浜雄造がいる。

 1998年3月2日に美浦の高松邦男厩舎所属騎手として2回中山2日12Rでデビュー。チャプターに騎乗して9着。4月5日の2回中京4日7Rをアップザナイブで制して初勝利を挙げた。デビュー当時、目標とする騎手として的場均の名を挙げている。

 見習い騎手期間の3年間で平地25勝・障害1勝の26勝を記録。その後減量がなくなり騎乗数・勝利数が低迷し年間未勝利に終わるシーズンもあり、引退を考えた時期もあったが、加藤征弘・萩原清厩舎などで厩務に従事するようになり、2009年のダービー馬となったロジユニヴァースの調教をつけるなど関係者の信頼を得て、徐々に乗り鞍を増やしている。

 2010年6月26日、福島競馬2R3歳未勝利戦で16頭中最下位人気のヴィヴィアンに騎乗し3着と健闘し、JRA複勝配当史上最高額の16,110円を記録した。同年11月7日にはアルゼンチン共和国杯で、初騎乗のコスモヘレノスで3着と結果を出し、中谷自身重賞での初の入着を果たす。翌2011年には同馬にて天皇賞(春)に騎乗。これがデビュー14年目にして初のGT騎乗となった。

 2013年11月末頃より『騎乗馬を増やしたい・関西馬にも乗りたい。』との思いで栗東に拠点を移し矢作芳人厩舎の馬を中心に徐々に関西での騎乗が中心となり、2015年5月15日付けで美浦から栗東・フリーに所属変更した。

 ほっさん愛馬での成績 (1戦0勝)

 2016年10月 8日 グルーヴィタイム 500万下(格上挑戦) 京都芝2000m (16着/14番人気)


2015年5月3日 京都5Rでブリンティスに騎乗する中谷雄太騎手。

これ以降は2017年7月29日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「アイファープリティは1000万特別で2着があり、ここなら力は一枚上。仕上がりも良く、久々でも中心視。ナムラエルサは入念に乗り込んで万全の態勢。この条件も合う。センスがいいシアン、1200メートルで新味が出そうなハッチャンハッピーにも注意。」


短評は「波乱含み」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ウインソワレ △△
クラシックリディア △△ △△
アイファープリティ
ベルディーヴァ
シエルブラン
メイショウラバンド
メジャーガラメキ
ナムラエルサ
シアン △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
アイファープリティ 3.2
ナムラエルサ 3.9
メイショウラバンド 5.8
シアン 9.3
ハッチャンハッピー 14.2
ブライトメジャー 15.3
シエルブラン 16.1
ウインソワレ 18.3
ショウナンマキシム 27.1
メジャーガラメキ 28.2
クラシックリディア 29.8
ベルディーヴァ 31.4
ウイングタイガー 34.1
スターストリーム 36.0
ティーティクイーン 37.1
以下42倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ベルディーヴァ 66 47 62 53
クラシックリディア 77 56 60 65
アイファープリティ 82 82 72 78
ナムラエルサ 76 72 69 62
メイショウラバンド 80 71 53 69
シアン 72 72


デイリー馬三郎

本紙の見解

「小倉巧者の◎ナムラエルサを狙う。2月の開催ではBB着と勝ち切れなかったが、異なるレース運びで結果を残せたように舞台適性はかなり高い。中間の調教では好時計を連発。攻め気配の良さも強調できる。相手は○アイファープリティ。〈浜口〉」

◎ ナムラエルサ
○ アイファープリティ
▲ シアン
× シエルブラン
☆ クラシックリディア
△ ティーティクイーン
△ ベルディーヴァ
△ ブライトメジャー




ベルディーヴァは全13記者中 ▲(3番手評価) 2記者、☆(5番手評価) 2記者、△(6番手以下評価) 5記者、無印 4記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ベルディーヴァ(12着)

 「少し忙しかったね。最後は伸びてきているんだけどね。」(クリストフ・ルメール騎手・競馬ブック)

 「スタートは五分に出てくれてまずまずいいポジションを取れましたが、2コーナーあたりから少し砂を嫌がって頭を上げるような素振りを見せていました。直線はジリジリ伸びてくれていますから、前半もう少し前目で砂を被らず進められればまた違うように思います」(クリストフ・ルメール騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「外目の枠はプラスだと思っていたのですが、道中砂を被ったところで少し嫌気を差したような感じもしましたし、スタートから行き切ってしまうぐらいでいいのかもしれません。テンションが上がらないようにソフトな調教を心がけてきましたが、もう少しピリッとさせて行く気にさせてもいいでしょうし、力を発揮できるように改めていろいろと考えていきたいと思います」(齋藤崇史調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「再度レースは開いたが、体はできていた。無理なく中団の外。終始外を回らされたにしても直線はまったく伸びなかった。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ベルディーヴァ

 「芝スタートの2走前の方が内容はいい。今なら芝でもやれそうで、新味を。」(齋藤崇史調教師・デイリー馬三郎)

 「前々走はスタートしてから芝で行きっぷりが良かったですよ。積極策を取れれば。」(齋藤崇史調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 人気ばかり先行で結果の伴わないベルディーヴァ。前走は5歳にして”砂を被って嫌がり”とダートでは致命的な大敗。これでいて先週の愛馬トゥンバドーラのような二の脚があれば逃げる手もありますし、終いの鬼脚でもあればポツン最後方追走でも良いのですが、どちらもなく降りかかってくる砂から逃げる手がありません。

 ・・・となると、芝に行くしかなく今回は芝のレースを使います。芝が悪い事はありませんが如何せんスピードがないんですよね。ついていくので一杯じゃないでしょうか。

 これを機にダートでも芝でもダメということで引退期限を若干待たずに引退される可能性が濃厚です。

 ただ、競馬ブックで調教評価がメンバー全体の1番手に推されているほど事前の状態は良く、この動きでしかもこの弱面なら一発あってもとは考えます。即日引退にならないように少しでも上位に来て欲しいですね。

これ以降は2017年7月31日に作成

●パドック

 ベルディーヴァの馬体重は前走プラス4キロの472キロ。輸送が苦手と思っていましたし、暑い時期ですし下手をすれば二桁減かと懸念していましたがプラスでした。少し腹回りに余裕があるように見えましたが減っているよりは良いですよね。厩務員さんにやたら甘えていましたね。

 馬体はJRAレーシングビューアで見る限りではそんなに良いとは思えませんでした。気配も抜群とも思えませんでした。

●レース 

 前々走芝部分でのスタートが良かったということで今回芝に使われたベルディーヴァでしたがスタートは大きく出遅れます。事前に齋藤崇史調教師も積極策を取れればとおっしゃっていただけに万事休すかと思いました。競馬ブックでも1馬身の出遅れ評価です。

 しかし、そこから促されると良い脚で加速。13頭の先団集団の最後方に取りつきます。道中もジワジワとポジションを上げ11番手に。4コーナーでは10番手。先頭は射程圏内とまではいいませんが5、6馬身しか離されておらず、このまま加速すればあるいはと思わせます。

 直線へは外目から進出。残り50mからは凄い脚で上がってきます。もっと距離があれば勝つところまであるかと思わせるような勢いですが無情にもゴール板が。結局5着でしたが外を回って見所のあるレースでしたし掲示板確保と次走への優先権をゲットしてくれたことも嬉しいですね。しかもこれ18頭立てのレースですからねぇ。馬券は外れましたが予想以上の好内容で嬉しかったです。

●時計の評価

 今回のベルディーヴァの走破時計は1分08秒3良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分08秒0、勝ち馬の時計は1分08秒1でした。

 このように競馬ブックの想定勝ちタイムにも近く、勝ち馬からも僅かに0秒2差。これは俄然勝ち上がりへの欲が出てきました。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ベルディーヴァ(5着)

 「ゲートを斜めに出る感じになってしまって・・・。最後はいい脚だったし、スタートさえ五分に出ていれば勝負になっていたと思うよ。」(中谷雄太騎手・競馬ブック)

 「ゲート内でちょっとモタれていたので気をつけてタイミングを計っていたのですが、そのまま出てしまい思った以上に後ろからの競馬になりました。ただ、そこから無理をしなくてもまずまず流れに乗れましたし、脚が溜まった分直線はいい伸びでした。開幕週の馬場を考えればよく来ていますし、芝もいいですよ。次はもっと良くなってきそうです」(中谷雄太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「スタートで立ち遅れて前半の位置取りは不安でしたが、ロスなく進出して終いはいい脚を使ってくれました。久々の芝がどうかという気持ちもあったので、敗れたとはいえいい手応えをつかめてホッとしました。この後は一度栗東に連れて帰って馬体をしっかりとチェックし、問題なければもう一度小倉に遠征したいと思っています」(齋藤崇史調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ベルディーヴァ(5着)

 「スタートで出遅れて、向正面は馬群の最後尾から。脚をタメて運んで、4角でメイショウラバンドの少し後ろへ取りつく。直線はその外で一応の伸びを見せて5着へ。芝適性あり。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が75万円。内国産馬奨励賞が4万円。特別出走奨励金が41.2万円。合計120.2万円。1口で割りますと2200円程度になると思われます。

●今後の展望

 今回久々に次走への優先出走権を確保してくれましたから状態が悪くならなければ次走は8月19日 小倉12R 500万下 芝1200m 牝馬限定 定量でしょう。

 今回ほど相手関係に恵まれないかも知れませんが、ベルディーヴァの今回の走破時計は500万クラスの勝ち負け水準であり、平均的なメンバーでも勝ち負け出来ると思います。これでいて1馬身出遅れていますからね。鞍上も中谷雄太騎手なら確保できるでしょうし、もう1度同じコンビで走って欲しいですね。

●最後に

 最近は11着、6着、12着と勝ち負けからは遠い状態でしたし、今回は久々の芝と言うことで全体的な相手のレベルも上がりますし弱気でしたが勝ち馬から0秒2差の5着と掲示板に載ってくれました!!

 しかも最後の脚色はベルディーヴァが優勢でしたし、後50mあれば勝っていたくらいの内容でした。

 確かに事前の追い切りでは前走の反省から負荷がかけられていましたし、芝の牝馬限定にしては弱面揃い。もしかするとある程度の好走もあるかもという期待がゼロだったわけではありませんが、18頭立てとフルゲートでしたしスピード能力に疑問を感じていましたから二桁着に沈む方が可能性は高いと思っていました。

 それがこの好走ですからそりゃ嬉しいですよ。しかも掲示板確保で優先権も取得してくれました。そして走破時計も500万クラスの勝ち負け水準です。

 これで状態が悪くならなければ次も小倉の牝馬限定戦に出られますし期待は高まります。

 前週のトゥンバドーラの6着といい愛馬が良い走りを見せてくれています。良い流れの中、まずは1つ勝ち星を挙げたいですね。何せ本年は我が軍団はまだ1つも勝っていないですからねぇ。


 ベルディーヴァは脚元に不安のある馬です。このまま良い状態で来年3月の引退期限を迎えて欲しいですね。それまであと5戦ほどは走りを見たいですね。その中で500万クラスを脱出してくれれば最高ですが今回の芝での好走でその可能性はかなり高まりました。私もグッと期待値が上がりましたしとにかく次走が楽しみです。

 頑張れベルディーヴァ!!なんとか後1勝してくれ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2017年7月2日立ち上げ 13日、27日、29日、31日加筆
ベルディーヴァの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2017年 6月24日 第10戦 500万下 阪神ダ1200m (12着/4番人気)

2017年 4月23日 第9戦 500万下 京都ダ1400m (6着/4番人気)

2016年 5月14日 第8戦 500万下 新潟ダ1200m (11着/1番人気

2016年 1月30日 第7戦 500万下 中京ダ1400m (5着2番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2016年 1月16日 第6戦 500万下 京都ダ1400m (2着2番人気

2015年10月10日 第5戦 500万下 京都ダ1400m (6着/6番人気)

2015年 9月12日 第4戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m (1着/6番人気)

2015年 8月16日 第3戦 3歳未勝利 小倉ダ1700m (10着/5番人気)

2015年 7月12日 第2戦 3歳未勝利 中京芝2000m (10着/3番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

2015年 6月14日 デビュー戦 3歳未勝利 阪神芝1600m (9着/4番人気) 写真多数付現地観戦レポート

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